ビデオ会議やウェブ会議に代表されるビジュアルコミュニケーションシステムは、企業のワークスタイルを変革し、業務効率化や生産性の向上にも貢献する仕組みとして採用が進んでいる。ロジクールが4月に発売したカンファレンスカメラ「ロジクール GROUP CC3500e」は、さらにクリアになった音声通話と高画質な映像を兼ね備え、中~大規模のグループ会議に最適なソリューションとして高い注目を集めている。

カンファレンスカメラ「ロジクール GROUP CC3500e」

音声品質が大幅にレベルアップ、大人数でスムーズな会議を実現

 GROUP CC3500eは、フルHDのビデオカメラと高音質のマイク、スピーカー、操作用のリモコンがセットになっており、PCのUSBポートにケーブルを差し込むだけで容易にビデオ会議を始めることができる。

 従来モデルと比べて大幅に強化されたのが、マイク性能だ。広帯域でクリアな音声通話を実現するデジタル信号処理DSPを搭載するとともに、さらに高品質な音声通話を実現するさまざまな機能を搭載している。「音声品質が格段に向上したことや、拡張マイクを増設することで、大規模な会議室でも十分に対応できるようになった」と、ロジクールは強調する。

 まず、マイク/スピーカー部には、周囲最大6mの音をピックアップする四つの無指向性マイクを備え、新技術となるビームフォーミング機能を搭載。内蔵マイクそれぞれに搭載した計四つの音声ピックアップビームが発声者の位置を自動で特定するものだ。さらに、発声者以外の音声や雑音・残響音を5~10dB下げることで、さらにクリアな音声通話を実現することができる。

 また、スピーカーが発した音がマイクで捕捉されて戻るのを止める、アコースティックエコーキャンセレーション(AEC)機能も強化した。従来モデルの数秒単位に対して、ミリ秒単位でのエコー除去により、ハウリングの発生を防止する。

 マイクの近くにいる人が大きな声で話している時でも、遠くにいる人の声を聞くことができるダブルトーク機能も搭載。このほか、マイクのゲイン(増幅)レベルを自動的に変更して、発声者がマイクに近づいたり遠くになったりしても最適な音量に調整するAutomatic gain control(AGC)を搭載している。

 さらに、大人数となる会議の際はオプションの拡張マイクを使用することで、周囲最大8.5mまで音のピックアップ範囲を広げることができる。

 ロジクールによると、「実は日本では、企業規模に関わらずに大きな会議室がある。それでも、拡張マイクを使用すれば、スピーカーフォンの近くに会議のメンバーが群がる必要はなくなる。金属筐体の全二重スピーカーフォンが、明瞭かつ自然な音声を届けるので、大会議室に20人程度の参加者を集めても、ストレスなくビデオ会議が実施できる」という。

大幅に強化されたマイク機能

高画質カメラの臨場感、プラグ&プレイで簡単に接続

 GROUP CC3500eは、カメラ性能も高い。カメラヘッドにカールツァイス製光学レンズと300万画素の画像センサ、デジタルズーム(10倍)、オートフォーカス機能を搭載。90°の広画角レンズを内蔵モーターで上下左右に回転させることができるメカニカルパン&チルト機能で、水平方向260°、垂直方向130°までの超広視野角での撮影が可能だ。内蔵H.264エンコーダによって、最大1080p/30fpsの滑らかなフルHD動画を実現。会議の出席者の表情がはっきりと伝わる臨場感の高い会議ができる。

 ユーザーにとってビデオ会議のハードルになるのが、会議開始前の準備だ。その作業に時間がかかると利用者が面倒に感じて、せっかくコストをかけてシステムを導入しても活用が進まないということになりかねない。

 その点、GROUP CC3500eはケーブルをノートパソコンのUSBポートに差し込むだけ。Bluetooth接続にも対応し、対応端末をかざすだけでモバイルデバイスなどと簡単にペアリングできるNFC機能も搭載する。分かりやすいユーザーインタフェースも特徴の一つで、リモコンのボタンも最小に抑えた。

 主要なビデオ会議ソフトウェアにも対応しており、既存環境への導入もスムーズだ。「Microsoft Lync」に最適化されているほか、「Skype for Business」「Windows Liveメッセンジャー」「FaceTime for Mac」などのビデオ通話ソフトウェアでも使用することができる。さらに、会議室のレイアウトやサイズに合わせて、セットアップをカスタマイズするためのオプションも用意している。

 4月の発売以降、市場の反応は好評という。「多店舗、他拠点を展開する企業の採用が目立っている。業種の偏りはなくワークスタイル変革、オフィスのリノベーションに伴い、採用する事例が増加している。今後も、さらに大規模な案件の開拓を進めていきたい。(USB型ではない)従来のビデオ会議システムと比べて、GROUP CC3500eならコストも4分の1~3分の1で済むし、オフィスのあらゆる場所をビデオ会議による協業の場に変えて、ワークスタイルの変革にも貢献できる」と、ロジクールはアピールする。