Arcserve Japanのセッションでは、ソリューション統括部プリンシパルコンサルタントの鈴木智子氏が登壇。「新バージョン登場!! Arcserve UDPが織り成すクラウドソリューションとランサムウェア対策」をテーマに講演した。

Arcserve Japan
ソリューション統括部 プリンシパル コンサルタント
鈴木智子 氏

 Arcserve UDPに代表されるバックアップツールは、万が一の事故や災害に備えたバックアップを作成するために使われる。テープやディスクに作成するのが一般的だったが、現在ではクラウドを利用したバックアップも盛んになった。

 「Arcserve UDPでは、Arcserveが運営するArcsere Business Continuity Cloud(ABCクラウド)とパブリッククラウドのどちらにもバックアップできる」と鈴木氏。ABCクラウドはTier IV相当のセキュアなデータセンターで運営されていて、Cloud Direct(対象機器から直接バックアップ)、Cloud Hybrid(Arcserve UDPサーバー経由の2次バックアップ)、Email Archiving Cloud(送受信メールのバックアップ)の3方法で運用できるという。一般のパブリッククラウドとしてはAmazon S3やMicrosoft Azure Storageなどがバックアップ先に使用できるほか、パブリッククラウド側のデータをABCクラウドで保護することも可能だ。

 また、Arcserve UDPはランサムウェア対策にも有効だ。その際の留意点を鈴木氏は、「潜伏期間が長いランサムウェアもあるので、ノード間の重複排除バックアップによってデータ容量を圧縮し、より多くの世代数を確保できるようにするべき」と指摘。復元する際も、インスタントVMを立ち上げて複数世代を同時にマウントし、どの世代が安全かを確認してから書き戻してほしいと付け加えた。

 このような企業ニーズに応えるべく、最新版のArcserve UDP 8.0には多数の新機能と拡張機能が盛り込まれた、と鈴木氏は説明する。例えば、Amazon S3のオブジェクトロック(書き替え不能なWORM領域)に復旧ポイントのコピーを保管したり、バックアップデータの保管場所を隠しドライブにしたりする機能も追加されたので、ランサムウェアによる被害も最小限にできる。パブリッククラウドからのバックアップでは、Microsoft 365のデータについての保護機能を強化。あわせて、Nutanix Filesのスナップショットとの連携バックアップも可能になった。

 なお、ABCクラウドは基本的に1年のサブスクリプション型、Arcserve UDPは売り切り型または1年/5年のサブスクリプション型で提供される仕組み。ダウンロード料金なしでデータを保護できることも、Arcserve UDPの魅力だ。