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キヤノンITソリューションズ クラウドネイティブで新たに開発 次世代EDIサービス「EDI-Master Cloud」

2022/09/08 09:00

週刊BCN 2022年09月05日vol.1937掲載

 受発注や決済などの業務に欠くことのできないEDI。これをクラウドサービス「Amazon Web Services」上で提供するのが、キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)の次世代EDIサービス「EDI-Master Cloud」だ。クラウドネイティブで新たに開発されており、ユーザーの基幹系システムとOpen APIで柔軟な連携を実現。1年ごとの層別固定料金制を採用しているので、処理量が増減しても毎月の利用料金が変動することはない。従来のパッケージに加えて新たにSaaSもラインアップしたことで、EDIの顧客ニーズに幅広く対応する方針だ。

(左から)ビジネスソリューション統括本部EDIソリューション営業本部企画部の津田 智部長、
同部企画課の綿貫 聡氏

 「クラウド化のニーズについて当社のお客様にヒアリングを行い、その声にお応えして製品化した」。キヤノンITSの津田智・ビジネスソリューション統括本部EDIソリューション営業本部企画部長は、このように強調する。基幹系を含めて、さまざまなシステムでクラウド化が進んでいることも製品化した理由の一つだ。

 そのためのソリューションとして、同社はEDI-Master Cloudを今年7月4日に発表した。「30年以上にわたって販売しているオンプレミス版のEDI-Masterをそのままクラウドに乗せるのではなく、全面的に書き換えてサービス化し、Amazon Elastic Container Service(ECS)で動作するようにした」と開発経緯を明かすのは同部企画課の綿貫聡氏。受発注などの基幹系システムとの連携用に、約70種のOpen APIも同時に公開される予定だ。
 

 EDIソフトとしての機能は、EDI-Masterシリーズとほぼ同じ。中核となるのは「基幹連携」「変換」「通信」の3サービスだ。基幹連携サービスでSFTPに対応し、通信サービスで全銀TCP/IP(広域IP網)とJX手順が使用できる。

 また、運用管理の諸作業(各種設定、状況照会、ログ閲覧、通信・ジョブフローの再実行など)を全てWebブラウザー上で行えるのもクラウドサービスならではの魅力だ。「別途有償にはなるが、運用管理作業の全部・一部を当社で代行するサービスも提供する予定だ」と津田部長は付け加える。

 サービス開始は今年11月下旬を予定している。津田部長は「今後も連携相手を増やすことで、お客様に付加価値を提供していきたい」と抱負を語る。
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外部リンク

キヤノンITソリューションズ=https://www.canon-its.co.jp/

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