エプソン販売がセイコーエプソンと共同で今年5月に発表した「スマートチャージ」は、プリンタ市場に大きなインパクトを与えた。ポイントは二つある。一つは、プリンタ機器の貸与、消耗品、保守サービスをセットにして、初期費用ゼロのサブスクリプションサービス化し、箱売りを完全に脱したビジネスモデルを世に問うたこと。そして二つめは、一般オフィス向けプリンタ製品の「本流」ともいえるコピー機ベースのレーザー複合機に対して、インクジェット製品で真っ向勝負を挑む姿勢をはっきりと打ち出したことだ。直後の6月にエプソン販売のトップに就任した佐伯直幸社長は、この新たなチャレンジを成功に導き、全社の成長のエンジンにしたいと意気込む。