野村総合研究所(NRI)は、年商4000億円到達を目前に控え、改めて企業価値の向上を図り、NRIらしさを追求する。「アベノミクス」によるフォローの風が吹くなかで、「顧客価値をより高めるにはどうしたらいいのか」(嶋本正社長)を徹底的に突き詰める。顧客の価値が高まれば、自らの企業価値も高まると考える。IT業界にはそのときどきの大きな潮流があるが、この潮流に乗ったとしても、「必ずしもNRIが顧客価値を高めることにはつながらない」というのが嶋本社長の揺るぎない持論だ。2015年、創立50周年を迎える同社は、新しい長期ビジョンの策定を急ぐとともに、最大限の価値を生み出し続ける道を追い求めていく。