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スターバックス ホットスポット事業で新展開へ

2002/09/02 16:30

週刊BCN 2002年09月02日vol.955掲載

 モバイルスターとの提携によって全米を網羅する店舗でWiFiアクセスを提供してきたスターバックスは、モバイルスターの倒産を受け、そのホットスポット資産を買収により受け継いだDT(ドイツテレコム)子会社であるT-モバイルのもとで、新たなスキームによるホットスポット事業の展開を図っていく。

 このホットスポットを利用できるのはT-モバイルの携帯電話会員に限られるが、2.55ドル/接続毎、29.99ドル/地域店舗月毎、49.99ドル/全米店舗月毎という新価格体系で提供する。

 地域店舗のみの利用と全米店舗共通利用との間で、それぞれの月次無制限接続価格体系の差別化を実現しているこの新サービスは、これまで無料もしくは一律料金体系でしか提供することのできなかったホットスポット事業を、最新IT技術を活用することで、より高い事業採算性を追求できる収益構造に改善している。

 また、ヒューレットパッカードは、顧客がこのホットスポットに持ち込む無線端末のWiFi局への接続を支援するソフトウェアを提供するなど、同事業に関与していく方針を発表している。
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