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トランスメタ MPUにセキュリティ機能を搭載

2003/01/27 19:09

週刊BCN 2003年01月27日vol.975掲載

 トランスメタ(マシュー・ペリーCEO)は、MPU内にユーザーの電子証明書や暗号鍵などを安全に格納する場所を確保し、また各種の暗号化処理をMPU上に搭載することで、いままでより安全化かつ高速化されたデータ処理を実現する新型クルーソーチップを、今年度第2四半期に量産を開始する。

 クルーソーには、x86コードなどを機械語へ変換するモーフィングソフトウェアを格納する場所が元々MPU上に備わっている。この場所へのアクセス手順をアプリケーションユーザーへ提供することで、情報金庫機能の提供が可能となった。

 競合となるインテルも同様のアプローチを進めているが、その市場展開にはまだ数年の歳月が必要になるとの見方が有力であり、ハードとソフトの統合をチップ設計の基盤に据えるトランスメタが、先手を打ったと言われている。
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