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システムイオ パソコン1台のアプリケーションを、複数ユーザーで使用可能に

2003/11/24 19:37

週刊BCN 2003年11月24日vol.1016掲載

 ソフト開発などのシステムイオ(岩井俊一社長)は、1台のパソコンのアプリケーションを、最大5人のユーザーが同時利用できるハードウェア「パーソナルiBOX(アイボックス)」を販売した。

 開発元であるソフト開発・販売などのパーソナル・アイテック(岡山県岡山市、唐木與志夫社長)と、東日本地区での独占販売代理店契約を締結し、販売を展開していく。

 直販も行うが、代理店を通じた間接販売を軸に展開していく方針で、今後パートナー企業を20-30社募集していく。零細企業や自治体、学校市場などを中心に売り込み、初年度約1億円の売り上げを目指す。

 「パーソナルアイボックス」は、1台のパソコンと複数のモニタやキーボードをつなぐことで、パソコン内のアプリケーションを最大5人のユーザーが同時利用できるシステム。「あたかも5台のパソコンが独立して稼動しているかのように機能する」(後藤幹太・営業企画本部営業企画部次長)という。複数のパソコンを購入するよりも、「コストを抑えることができるほか、省スペース化が可能になる」(後藤次長)のが大きなメリットだ。“選択と集中”を念頭に取り組んでいく

 価格は、「パーソナルアイボックス」単体で36万円。単体のみの販売に加え、パソコンやソフトと組み合わせたセットモデルも用意している。パソコン1台と、米ウルトラバック社のバックアップソフト(価格6万円)とフィンランドのブランコ社製データ消去ソフト(同3000円)とのセットモデルが48万円と、単体モデルよりも値頃感を出した。
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