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ウイングアークテクノロジーズ パートナープログラムを新設 来年から販売支援サポート開始

2004/12/06 21:17

週刊BCN 2004年12月06日vol.1067掲載

 帳票作成ソフト開発・販売のウイングアークテクノロジーズ(内野弘幸社長)は、パートナーの販売支援を来年から本格的に開始する。このほどITメーカーやシステムインテグレータ向けに、4つに区分けしたパートナープログラム「WARP(ワープ)」を新設。既存パートナー向けの販売支援をさらに手厚くするとともに、パートナープログラムを整備したことで、新規のパートナーも幅広く募っていく方針だ。

 「ワープ」では、協業体制を組むパートナー企業を、①ソフトの共同開発などを手がけるアライアンスパートナー、②卸販売のチャネルパートナー、③同社の製品を活用してシステム構築を手がけるインテグレーションパートナー、④OEM(相手先ブランドによる生産)パートナーの4つに区分した。

 この4つの区分に応じて、販売支援プログラムを用意。販促ツールの提供や共同プロモーション、専任サポート担当者の配置、製品トレーニングメニューの提供などの支援メニューを整備した。

 これまでも、システムインテグレータやソフトベンダーを中心にITベンダー数百社とアライアンスを組んでいる。だが、「従来のパートナーとの連携では、個別案件ごとに顧客のニーズに対応することが大半で、ユーザーへのサービス向上やシステムインテグレータやソフトベンダーへの支援に限界があった」(金子清・マーケティング部マネージャ)とし、ベンダーの区分などに着手した。

 今回パートナー支援制度を確立したことで、既存パートナーのビジネス支援だけでなく、支援プログラムを武器に、新たに販売パートナーを募り、拡販に弾みをつけたい考え。現在の間接販売の比率は「全売上高の50%程度」(金子マネージャ)という。

 ウイングアークテクノロジーズでは、パートナープログラムの新設とともに、組織も11月上旬に変更。販売パートナーとの窓口となる専門部署を設置した。加えて、販売パートナーが顧客にウイングアークの製品を導入する際の技術支援を提供する導入サポート部門も新たに設置しており、必要であれば、パートナーと一緒に顧客先にも出向くようにした。

 ウイングアークは今年3月、翼システムの帳票作成ツール開発・販売事業を手がける情報企画事業部が独立して発足した。
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