ソフト開発ベンダーの日本アドバンストリーダーズソフトウェア(NAL、柴田隆昌社長、愛知県名古屋市)は、今年2月からオリジナル商材の生産管理・販売管理システム「NK-プリズム」の販売を本格化させた。システムインテグレータの共立コンピューターサービス(KCS、白木正克社長、岐阜県大垣市)と共同で開発した。NALがオリジナルの大型商材を投入するのは今回が初めて。年内をめどに、NK-プリズムと連動して動く別のオリジナル業務システムの投入も検討している。

 NK-プリズムは、マイクロソフトのXMLウェブサービスなどに標準で対応したプラットフォーム「.NETフレームワーク」上で動作し、今後はXMLウェブサービスなどを使って、他社製の業務システムなどとの連携を進める。主なターゲットは、年商10-100億円の中堅製造業で、これら顧客企業の海外生産拠点でも使えるよう中国語や英語にも対応している。

 海外の生産拠点や顧客企業との取り引きが拡大している製造業が増えていることを踏まえ、NK-プリズムでは、CADや工作機械などとのデータ連携だけにとどまらず、貿易業務を行う業務アプリケーションとの連携にも力を入れる。帳票出力では、日本ビジネスコンピューター(JBCC)の「プリントプロ」シリーズとの連携に向けて、現在検討を進めている。

 NK-プリズムの開発期間は約2年。開発費は約2億円で、開発元2社で折半した。年商約2億8000万円(2004年9月期)のNALにとって大きな負担となったが、「従来のソフトの請負開発だけでは事業拡大に限界がある」(柴田社長)と判断して、オリジナル商材の開発に乗り出した。両社合わせての販売目標は、今後1年間で東海地区を中心に約20社に納入し、約2億円の売上高を見込む。3年後は首都圏や関西地区にも販路を広げ、年間約50社、約5億円の売上高を目指す考えだ。