三洋エプソンイメージングデバイス(田端輝夫社長)は、今年4月にフィリピンに液晶ディスプレイの組み立て会社、三洋エプソンイメージングデバイセズ・フィリピン(SEPH)を設立する。フィリピンにあるセイコーエプソン(草間三郎社長)の100%子会社であるエプソンプレシジョン・フィリピン(EPPI)のディスプレイ事業を分離して事業開始する。このほどフィリピン政府から設立認可を受けた。

 EPPIは1994年12月にミニプリンタ、ターミナルプリンタの製造やプリンタ基盤の組み立て拠点として設立。04年8月から液晶ディスプレイの後工程であるモジュール製造を行っている。昨年10月の三洋電機とセイコーエプソンの液晶事業統合により、前工程から後工程までの一貫体制を確立するため、三洋エプソン傘下に入ることになった。

 三洋エプソンイメージングデバイスは、セイコーエプソン55%、三洋電機(桑野幸徳社長)45%出資の液晶ディスプレイの製造合弁会社。液晶ディスプレイがパソコン用モニタ中心から携帯電話や車載機器などに需要がシフトしていることから、国内ではショートサイクルでの製品開発および製造に対応するため前工程の拡充を急いでいる。一方、組み立てについてはコスト競争力を確保するため海外工場の活用を進める方針で、今回のSEPH設立もその一貫。