エプソン販売(真道昌良社長)は、ファイル整理・検索・活用ソフトウェア「ストラファイル」を主力の統合型会計ソフト「財務応援シリーズ」にアドインして、20万円以上する高額な同シリーズの拡販を本格化させる。4月に個人情報保護法やe-文書法が施行され、会計処理で発生する帳票などの管理の重要性が高まると予測。他社の会計ソフトとシステム提案で差別化するため、セット販売を強化する。

 ストラファイルは、オフィスのペーパーレス化を進めるため、パソコンやサーバー内に蓄積したファイルを簡単にマイクロソフトのオフィス製品やPDFにデータ変換できる機能を持つ。過去の帳票(紙)などをデジタル保存でき、ペーパーレス化できるのが特徴だ。変換したデータは独自の「情報ナビ&スーパービュー・フォルダ」(特許出願中)機能で情報検索・閲覧できるソフトで、1月20日に新バージョンを発売した。

 同ソフトでデータ化したファイルは、登録や編集、印刷、取消し、持ち出し、閲覧データ作成、eメール添付など、3万件までアクセス履歴を管理でき、情報漏えい防止にも役立つという。

 同社は、中小企業、公益法人、社会福祉法人向け統合型会計ソフト「財務応援Ai」にストラファイルをアドインしたシステムを、訪販チャネルなどを通じて提案していく。

 勝俣剛志・ビジネスソリューション営業推進部ビジネスソリューション企画課係長は、「今年は同保護法やe-文書法だけでなく、昨年4月施行の新消費税に関する需要が高まる」と、今年度(2006年3月期)は昨年度以上の売上高を見込む。

 財務応援シリーズの販売は、訪販チャネルがほぼ100%。セキュリティなどに関するインストラクターの常設を義務付け、保守・サポートを強化している。

 勝俣係長は、「会計ソフトの機能差は少なくなり、こうしたアドインやサポートなどプラスアルファで他社と差別化できる」と、自信を見せる。