ソフトクリエイト(林勝社長)は、ハードウェアの見積もりや購買の効率化を進めることで粗利率の拡大に努める。見積もりや購買の一本化を進めたことで、昨年度(2005年3月期)はハードウェア事業の粗利率を1%余り向上させた。今年度(06年3月期)も引き続きハードウェアの調達コストを削減する施策に取り組み、同事業の粗利率の拡大と価格優位性の向上を目指す。

 従来は、顧客企業から注文を受けた営業担当者が個別にディストリビュータやメーカーの仕切り値を調べて見積もりを出していたが、昨年5月から見積もり専任の担当者を配置し、見積もり作成の集中化・定型化を推進。昨年度はハードウェア事業の粗利率を1%余り改善することに成功した。

 今年度は、見積もり作成手順の定型化をさらに進め、顧客の引き合いに応じて「内勤の営業アシスタントが迅速に見積もりを出せる」(中桐雅宏・IT営業部門担当取締役)体制を築き、ハードウェアの粗利率向上をさらに徹底する。営業担当者の見積もり作業にかかる負担が軽減され、営業活動に専念できる効果も期待している。

 ディストリビュータなどに見積もりを依頼することもできるが、「出てきた価格が一概に市場最安値という保証はない」(古川修宏・IT営業部課長代理)ことから、仕切り値の安い独自ルートによるハードウェア調達に努めている。

 同じ商品で、他社より1円でも安い価格を提示することが「顧客の信頼を勝ち得る」(同)と価格優位性を重視すると同時に、ハードウェア事業の粗利率を高めることで、会社全体の収益力向上に結びつける。

 同社のハードウェア販売を中心とするITインフラ提供事業は、昨年度ベースで単体売上高の約28%に相当する19億円を占めており、仮に粗利率を1%改善すると単純計算で粗利が1900万円増える。