モバイルコンテンツの企画・開発・運営・コンサルティングを行う、ゆめみ(深田浩嗣社長)は、携帯電話向けRSSリーダーアプリケーション「SWEET(スウィート)」を開発し、このほどベータ版のサービスを提供開始した。正式版は9月中にもサービス開始する予定。同社は今後、携帯電話の次世代情報配信プラットフォームの研究・開発および法人向け営業を行うための新会社を今月中旬をめどに設立する計画で、「スウィート」プロジェクトを契機にこれまでのBtoBのビジネスに加え、コンシューマ向けのビジネスに本格的に乗り出す。

 「スウィート」は、現在NTTドコモの端末の一部で対応している。また、au、ボーダフォン向けに開発を進めており、順次対応していく予定。ユーザーは「スウィート」をダウンロードすると、RSS配信されたニュースやキャンペーン情報などを自動的に受信できるようになる。アプリケーション料金は無料。「2006年に150万ダウンロード、3年後の08年には1000万ダウンロードを目指す」(片岡俊行取締役会長)。

 開発の経緯は、現在のインターネット環境では、受信者側が「スパムメールの懸念から、企業からの電子メールを拒否する傾向にある」ほか、「個人情報保護法により自分の情報を提供することに抵抗感が高まっていることから、電子メールの効果が低くなっている」など、電子メールだけでの情報配信が限界に近づいているという背景がある。

 これまでキャンペーン情報などを受信する場合、受信側は携帯電話の電子メールアドレスを送信側に知らせなければならなかった。これに対して「スウィート」は、アプリケーションを経由することでユーザーの個人情報は一切登録せずに情報を得ることができる。また、サーバーでユーザーの閲覧パターンを分析できるため、情報配信側も広告配信のターゲットを絞りやすくなるという。

 現在、大手携帯サイトにRSS配信への対応を進めてもらうようアプローチしている。収益モデルは、まず広告を中心と考えているが、サービス開始後3か月以降をめどに「スウィート」を通じて受信したEC(電子商取引)サイトやブログなどを通じたアフィリエイト、実店舗へ誘導するアフィリエイトの仕組みなどを想定し、順次システムを拡大していく予定だ。