ミラクル・リナックス(佐藤武社長)は、中国のレッドフラッグ・ソフトウェア(北京中科紅旗軟件技術、クリス・ツァオ社長)、韓国のハーンソフト(ジョン・ジンベックCEO)と共同開発するLinuxOS「アジアナックス」のパソコン用モデルのリリースを計画中で、早ければ来年にも投入する方針を明らかにした。

 ミラクル・リナックスは、8月下旬に「カーネル2.6」を採用した最新版の「アジアナックス2.0」を発表したが、同OSはサーバー用のみに限られている。

 佐藤社長は、「3社のコラボレーションは、企業の情報システムで使われるサーバー用OSに今は限られている。だが、中国や韓国ではLinux搭載パソコンの利用比率は日本より高く、(レッドフラッグとハーンソフトの)2社からパソコン用アジアナックスを出したいという要望が出ている」と説明。「早ければ来年中には投入し、サーバーだけでなく、デスクトップの世界でもアジア地域でアジアナックスのシェアを高めたい」と今後の予定と意気込みを語る。

 加えて、「携帯電話や情報家電が進化し、さまざまな機器にLinuxを使うケースが今後必ず増えていく。サーバーやパソコンだけでなく、さまざまな分野で2社とはコラボレーションしていきたい」としており、協力関係をさらに強めていく方針だ。

 日本国内のパソコン用OSのシェアは、マイクロソフトのウィンドウズが大半を占めているが、中国ではパソコン用のLinuxOSは10-20種類あり、日本よりも利用率がはるかに高いという。