アルプスシステムインテグレーション(ALSI、大喜多晃社長)は、中国市場に進出し、パッケージソフト販売事業を始める。中国のSIer(システムインテグレータ)である北京先進数通信息技術有限公司(ADTEC)と提携し、同社を通じてALSIの自社開発URLフィルタリングソフト「InterSafe(インターセーフ)」の中国版を10月中旬に発売した。

 ALSIは、「インターセーフ」の投入を機に、中国市場でのビジネスを本格化させる。ADTECを通じ教育機関向けパッケージソフトを投入していく方針だ。ALSIが海外市場に打って出るのは米国に続き、今回が2か国目となる。

 インターセーフの中国市場での販売は、ADTECが総販売代理店となり、現地のSIerを組織化して、代理店網を構築していく。発売後1年間の売り上げ目標は5000万円。

 ADTECが日本のソフトベンダーの製品を販売するのは初めてで、同社の司汝軍・総経理は、「教育市場に強みを持つパッケージを探していた。実績と製品の優位性がALSIを選んだ理由」と協業の背景を説明している。

 現在、中国でURLフィルタリングソフトを扱っているベンダーは約15社。ALSIは、約4年前から中国市場進出を計画し、「2年前から本格的に現地で販売を手がけるパートナーを探していた」(阿部高陽・常務取締役パッケージソリューション部部長)。

 同社は、今回の中国市場進出を機に、海外事業を加速させる計画。今後、中国市場では教育関連パッケージも投入する。

 また、すでに参入している米国市場で、現地法人を設立する予定。「海外事業の売り上げで2011年までに売上高20億円の突破」(阿部常務)を狙う。

 ADTECは、中国国有企業の南天電子産業のシステムインテグレーション事業部が分社・独立して86年に設立。社員数は約300人。

 昨年度(04年12月期)の売上高は約20億円。