日本発のブラウザ「Lunascape(ルナスケープ)」を開発・提供するLunascape(近藤秀和社長)は、システムインテグレータ(SIer)と連携して、同ブラウザを企業向けに提供することを検討している。

 マイクロソフトの「インターネット・エクスプローラ(IE)」は、セキュリティ上の弱点が問題になるが、同社では、「セキュリティ・ホールを発見したら、代用ブラウザとしてルナスケープが使える」(近藤社長)と、IEとルナスケープの併用導入をすすめる。

 ルナスケープは、タブにより複数のページを同時に閲覧できる「タブ型ブラウザ」。シングルインターフェイスのブラウザを1つの画面に複数立ち上げられるのが特徴。2001年の発売以来、国内で500万以上のダウンロードを記録した。IEベースで開発したブラウザであり、IEとの連動性に優れている。

 企業内でIEにセキュリティ上の問題が発生し使えなくなった場合、ネットスケープが開発したウェブページ描画エンジン「Gecko」に切り替えブラウザを継続利用できる。まずは、IEの代用品として、パソコンを提供するSIerと組んで導入を進める計画。

 また、ルナスケープはウェブサイト情報の更新を察知し、その情報の「見出し」を電光掲示板のように一覧できる「RSS(リッチ・サイト・サマリー)」機能を標準装備している。同社では、「RSSリーダー機能などを利用して、企業内で使うウェブツールを開発できる」(近藤社長)と、ルナスケープの独自機能とSIerのアプリケーションなどを組み合わせたツールの開発も模索していく。