バックアップ/リストア(データ復元)ソフトウェア「NetVault(ネットボルト)」を提供するバックボーン・ソフトウェア(ハワード・ワイス社長)は、新市場を獲得するため、6月にリプリケーション(データ複製)ソフトを日本市場に投入する。米本社では、すでに英語版を提供している。日本でも、「コンプライアンス(法令順守)に基づくデータ管理の必要性が高まる」(大越大造・シニアセールスダイレクター)として、日本語対応版を提供し、国内SIerなどのソリューションに組み込み販売する。

 「ネットボルト」は、複数サーバーが保有するデータを一括してバックアップするためのソフト。国内では、Linux市場でトップシェアを誇る。ストレージを販売する販社やUNIX系のシステム販社などの代理店約15社を経由して販売されている。リプリケーションソフトは、米国で「NetVault Replicator」の名称で販売している。

 市販リプリケーションソフトは、EMCジャパンや日本アイ・ビー・エムなどが、ストレージやサーバーに組み込み提供している。しかし、価格が高いという課題があった。同社の製品は「ネットボルト」と連携してデータを複製でき、しかもマルチプラットフォームに対応しているため、「ハードを新規に購入することなく既存システムにそのまま導入できるので、需要を喚起できる」と見ている。

 国内では、災害に際して事業を早期に継続するため、遠隔地にサブシステムを配置し、リアルタイムにデータを複製する企業が増えている。ディザスタ・リカバリ(災害復旧)などのソリューションを展開するSIerなどに、リプリケーションソフトを提供していく。