リッチクライアント開発ベンダーの日本ネクサウェブ(渡邉浩之社長)が受注を増やしている。今年度(2006年12月期)の受注件数見通しは「前年度比で約2倍」(渡邉社長)の勢いで進捗中。SIerなどの国内販売パートナー数も増えた。リッチクライアントのミドルウェアを提供するとともに、充実した開発ツールを揃えていることなどが、パートナー企業の支持を得ることの背景となっている。

 米本社においては今年1月、米ストレージメーカー大手、EMCのストレージ監視ツールなど一部のソフトウェアをリッチクライアント化するミドルウェアとして採用が決まっている。こうした大型受注が追い風となって、今年度のグローバルでの売上高は前年度比で倍増する伸びを示しているという。

 国内でのSIパートナーは日立システムアンドサービスや三菱電機コントロールソフトウェア、日本総研ソリューションズなど6社に増えた。大手生保の国内代理店向け端末のリッチクライアント化など大型案件の実績も出てきており、今年度は前年度比で倍増となる10案件程度の受注を見込む。

 00年に設立された米ネクサウェブは03年頃から本格的な製品出荷を始めた新興のリッチクライアントベンダーで、日本法人は昨年7月に設立された。開発ツールを充実させ、クライアント側に特別なソフトをインストールすることなく通常のインターネットブラウザのみで動作するなどの特徴がある。