富士通(黒川博昭社長)は、企業システムの革新を支援する「エンタープライズ・イノベーション・サポートセンター」を開設した。内部統制や事業継続、セキュリティ、環境などがテーマの研修や教育を実施するほか、同社が提供するシステムやパッケージなどを紹介するデモコーナーの設置などでユーザー企業のスキル向上を図っていく。

 センターでは、同社が今年4月から順次提供を開始した「安心安全ソリューション体系」や「内部統制強化支援ソリューション体系」などのシステム提供強化に向け、ユーザー企業の人材育成支援を目的としている。

 研修として、「内部統制」で4項目と「安心安全」で5項目を用意した。1回あたりの研修料は5-10万円に設定しており、研修者数として2006年度末までに6000人を見込んでいる。

 デモでは、ERPソフト「GLOVIA」ベースの「統合会計パッケージソリューション」をはじめ、「セキュリティ統制ソリューション」や、「環境情報管理ソリューション」など12種類のシステムを展示。導入に向けたコンサルティングも行っていくという。

 平田宏通・経営執行役上席常務プロフェッショナルサポートビジネスグループ長は、「ユーザー企業は、内部統制や事業継続、環境などへの関心が高まっているものの、どのように導入すべきかを模索している。こうした状況のなか、まずは導入までの支援が重要になる」としている。

 同社は、今後1-2年で内部統制関連事業として1000-1200億円の売上規模を目指している。このセンターでユーザー企業のシステム導入を促すことにより、事業を拡大していく狙いがあるといえそうだ。