エムオーテックス(MOTEX、高木哲男社長)は、「LanScope(ランスコープ)」の機能拡張や新製品投入計画を明らかにした。主軸の「LanScope Cat(キャット)」では今年度(2007年5月期)第4四半期(07年3-5月)中に新版「Cat 6」の投入を予定。また9月に発売した「LanScope Eco(エコ)」は来年度第2四半期中にCRM版をリリースし、市場参入する計画も示した。ネットワーク総合管理ツールの「Cat」の機能拡張を図りながら、他ジャンルにも進出し製品ラインアップを広げる姿勢を鮮明に打ち出した。

 LanScopeシリーズの主軸は現在、(1)ネットワーク総合管理ソフト「Cat 5」(2)メール管理の「Guard 2」(3)グループウェアに資産管理や業務支援機能も加えた「マネジメントウェア」と呼ぶ「Eco」の3製品。Guard 2とEcoは新製品でそれぞれ9月11日、25日に販売を開始したばかり。一方、Catは「IT資産/PC構成管理」部門で63.8%のシェアを持つ(富士キメラ総研調べ)ヒット商品。これまで3155社、247万クライアントに納入した実績がある。

 今後の新機能・新製品計画については、「Cat」では今年度第3四半期に不正PC検知機能を付加し、第4四半期には“日本版SOX法”に則した機能を加えたメジャーバージョンアップ版「Cat 6」の販売を始める。「Guard 2」では、第3四半期にホスティング環境に対応する。「Eco」は、第3四半期に文書管理機能を追加、第4四半期にウィンドウズ搭載携帯電話に対応する。また来年度の第2四半期にはCRM版をリリースする計画。

機能の詳細は明らかにしていないが、「CRM版はMOTEXの特徴を生かしたユニークな製品になる」(神戸仁取締役)という。「Eco」について高木社長は、「Catが500クライアント以上の中堅・大企業の顧客が多いのに対し、Ecoは中小企業を狙った商品。使いやすさやと分かりやすさを主眼に置く」と説明している。

 新製品に関するロードマップは、MOTEXが毎年1回行うユーザー企業向けイベント「LanScopeアワード」で高木社長が明らかにした。イベントにはユーザーを中心に約120人が集まり、ロードマップほかLanScopeの先進的な利用企業の表彰や販売代理店の講演も行った。講演した代理店はソフトバンクBB、NECフィールディング、大塚商会の3社。

 また、今回のイベントに向けてユーザー事例収集のため顧客を回り、1038ケースの事例を集めた。