札幌市にあるSIerのノーザンシステム(上口義雄社長)は、自社開発のCTI製品「ActiveCTI」の保険代理店業向け製品を3月上旬に出すほか、マイクロソフトの新OS「Vista」に対応した新版を6月中にリリースする。同CTI製品は、価格が80万円(5ライセンス)程度と安価。中小企業が社内にアウトバウンド部門を設けるなど動きが活発化しており、製品の機能を拡充して拡販を強化する。

 同社は「ASP.NET」を利用した営業支援・顧客管理システム「SFA/e─CRM」を提供しているが、「企業の顧客接点は電話から」(大野真澄・常務取締役)と、2005年に安価なCTIを開発した。

 「ActiveCTI」は、電話を受けた情報をパソコンに登録するだけで、全社員で顧客対応状況を共有できる。このため受話器を持ち上げた時点で、過去の購入履歴や問い合わせ内容などを画面に表示できる。

 同製品はこれまで、北海道内の中小企業から上場企業まで幅広く導入されている。このなかで、「複数社の保険の代理店をする企業からの要望が多く、すでに案件が発生している」(大野常務)と、事故履歴や契約内容などを電話口で簡単に一覧できる保険代理店業向けの新製品を出すことにした。

 さらに、「直感的に利用できる」ことをコンセプトとする「ActiveCTI」を、Vistaの新描画システム「Aero」や「.NETフレームワーク」を利用して「より使い勝手の良いGUIを持つCTIにする」(大野常務)計画だ。

 同製品は、オービックビジネスコンサルタント(OBC)の販売管理システム「商奉行21」や自社の「SFA/e─CRM」と連携させ、受注や売り上げなどを処理できる。

 今後、OBCに加え、中堅中小企業を対象にした業務ソフトウェアを出す有力ソフトベンダーとのアライアンスも進める予定。業務ソフトを販売するSIerや事務機ベンダーなどと協力して同製品を提案していく。