マイクロソフト(ダレン・ヒューストン社長)は、データベース(DB)ソフト「Microsoft SQL Server 2005」の今年度(2007年6月期)販売金額を前年度に比べ30%増やす。今年度はSAP関連ソリューションのDBとして採用が進むなど好調を持続。先月下旬からは「Excel」の最新版と組み合わせて使う無償BIツールのダウンロード提供を開始し、「SQL Server 2005」の販売に弾みをつける考えだ。

 マイクロソフトによると、「SQL Server」は、ワールドワイドレベルで4世代前のバージョンから一貫して年平均20%増で成長を遂げているという。日本市場でも販売本数は伸びており、とくにSAP製ソフトを使ったシステム構築で「データベースに『SQL Server 2005』を使うケースが増えている」(五十嵐光喜・サーバープラットフォームビジネス本部本部長)。同社によればSAPを使った新規のシステム構築のDBとして46%が「SQL Server」、OSとしては75%がWindows Serverだとしている。

 今年度の販売目標数値を昨年度比30%増と設定し、弾みをつける施策として先月下旬に無償のデータマイニングソフト「SQL Server 2005 Data MiningAdd─ins for Office system」をリリースした。この無償ソフトは、「SQL Server 2005」と「Excel 2007」を組み合わせて使うツール。「SQL Server」に格納するデータをExcelに表示し、そのExcelシートからデータマイニングができる。ある販売データの実績を抽出し、将来の販売予測データを数回のクリックで表示する機能など、現在6つの分析機能を備えている。システムに「SQL Server 2005」と「Excel 2007」が導入されていることが条件。無償ツールは、Excelだけでなく分析ソフトの「Visio 2007」にも対応している。

 同社では、無償ツールを提供することで、「Excel 2007」とあわせて「SQL Server 2005」の販売にも弾みがつくと期待している。無償ツールの提供に伴い、サーバーメーカーとのアライアンスも進めた。その一例として、デルでは「SQL Server 2005」やサーバーなどを組み合わせたセットモデルを用意し販売開始している。

 また、同社では提供開始キャンペーンとして無償ツールを活用するためのノウハウ本を抽選で1000本限定提供を行っている。