【北京発】世界一のダウンロードサービスを誇る深市迅雷網絡技術有限会社(迅雷社)は今年初頭、グーグル社と戦略的なパートナーシップを構築、無事に投資を受けることができたと北京で発表した。報道によると、今回グーグル社は迅雷社に500万ドルを投資したようだ。迅雷社はグーグルツールバーをプロモートし、グーグルは検索技術を提供する内容で提携に入っている。しかし、米国映画業協会は「グーグルは全世界で最も人気のある検索サービスプロバイダとして著作権を守り、海賊版映画のダウンロード問題に対応するよう中国側パートナー(迅雷社)を促す責任がある」とメディアを通じて、注意を呼びかけた。

 グーグル、百度のような検索エンジンは、一般的な情報に対応するため、ソフトを特定するには、大変な手間がかかっていた。ダウンロード専用の検索エンジンを持っている迅雷社はこうした状況を一変させた。欲しいソフトの名前を入力すれば、URLが大量に表示され、適当にリンク先を選ぶことで、ダウンロードはすぐに終了。海賊版を助長していると言わざるを得ない迅雷社は、権利者または権利者団体から目を付けられているだろうが、海賊版MP3ダウンロード問題が指摘された当時の百度の回答と同じく、「ユーザーに情報を教えただけにすぎない。実際アップロードした人が犯罪者だ」との姿勢を崩さない。
魏鋒(ウェイ・フェン=ACCS上海事務所所長、shanghai@accsjp.or.jp)