日本ネットワーク・アプライアンス(大家万明社長)は、中堅企業向けのビジネスを本格化する。従来は、データ蓄積量が極端な製品をラインアップしていたことから、“隙間を埋める”製品として、新たにストレージ機器「FAS2000シリーズ」の提供を開始。新規顧客の開拓やリプレースを促進する。

 同シリーズは、社員が100-1000人までの中堅企業が対象となる。同社は最近、中堅企業をビジネス拡大の「最重要顧客」としている。米本社でネットワーク・ストレージ事業部門を担当するリチャード・クリフトン上級副社長兼ジェネラル・マネージャーは、「中堅企業市場は、性能や信頼性で大企業並みのシステムを求める一方、価格はシビアだ。このシリーズは、こうしたニーズに対応した製品に仕上げている」としている。価格は最小構成で34万7700円からに設定した。

 可能なデータ蓄積量は、24.6TBと69TBの2モデルを用意。これまでは16TBと84TBの間にラインアップを持っていなかった。「ギャップを埋める製品と位置づけている。これまでの製品ラインアップでは満足していなかった企業を開拓できる」という。

 同社製品で共通のストレージOS「Data ONTAP」を搭載しているため、高い互換性を確保。さらに、ストレージの統合化や仮想化を視野に入れたソフトウェアを搭載し、「下位モデルのユーザー企業に対し、製品を追加するよりも同シリーズに買い換えるほうが利便性が高いことを提案していく」と、リプレースを促す方針。同シリーズを中堅企業の顧客数を増やす戦略製品と位置づける。