大手SIerの内田洋行(向井眞一社長)は、主力ERP(統合基幹業務システム)「スーパーカクテルデュオ」シリーズの業種対応を急ピッチで進める。従来の食品業界、包装資材卸に加えて住宅設備機器卸向けを9月、製品ラインナップに加えた。食品、包装は需要が都市圏に集中する傾向があったが、住宅設備は「全国あまねく需要がある」(内田武利・商品企画課長)ことから、地域密着型の販売パートナーにとって有力商材になる見通しだ。

 業種対応ではスーパーカクテルシリーズが強みとする“販売管理機能”を軸に進める。食品は一般的に消費期限が短いため、在庫を最小限に抑える販売管理がキーポイント。包装資材は食品を“包む”業界へ横展開したパターンだ。今回ターゲットとする住宅設備は、浴室や洗面化粧台など商品を仕入れ、住宅に取り付ける施工サービスの両方が一体となったビジネス形態である。このためモノの流れを管理する販売管理を柱とし、施工サービスの管理と一体化させた。食品などと同様、「スーパーカクテルらしさ」を前面に出した。

 スーパーカクテルシリーズは直販に加えて、全国約100社の販売パートナー網「ユーザック会」を活用する。地域の販売パートナーから「地方で売れる商材を拡充してほしい」という要望がかねてからあった。住宅設備では年商100億円までの中堅中小の事業者約6000社を販売対象としており、「地域で売れる商材」として期待されている。

 業種、エリアのカバー率を高めることでERP事業の拡大を目指す。