長崎県にある富士通系列ディーラーのオフィスメーション(石橋洋志社長)が自社開発した流通卸向け販売管理システムはこのほど、富士通の中小企業向けERP(統合基幹業務システム)「GLOVIA smart」とSOA(サービス指向アーキテクチャ)連携できる「enabled商品」に認定された。富士通グループ会社を除き、独立系ソフトウェア会社が認定されたのは全国初。地場の食品卸業界向けなどに販売していた製品であり、「GLOVIA smart」と連携することで、「基幹システムの案件も掘り起こせる」(石橋社長)と期待する。

 認定を受けたシステムは、地場企業の業種業態区分に応じた製品「Denno Businessシリーズ」のうち、流通卸向け販売管理システム「電脳流通R1」。売上管理や仕入・在庫管理システムに加え、EOS(電子発注システム)データを受け入れる機能など、流通卸向けの機能を標準搭載している。短納期・低コスト製品で、スタンドアロンからLAN、WAN環境まで拡張でき、業態や業務フローに応じたカスタマイズが容易なのが特色だ。また、条件指定による照会画面や帳票出力、データのCSV出力機能、DWH(データウェアハウス)環境などの機能を備え、「データの加工が簡単にできる」という。

 マイクロソフトのWeb開発ツール「Visual C#」で開発し、データベースは「SQL Server」だけでなく、オープンソースの「PostgreSQL」にも対応している。昨年後半から販売を開始し、これまでに、地元の水産業や印刷協同組合などに導入した実績をもつ。

 石橋社長は、「長崎地区には、オフコンのユーザーが多い。『GLOVIA smart』と連携することで、こうしたシステムのリプレースを狙うことができる」とみており、富士通グループ会社や他の系列ディーラーと連携し、同製品の拡販を本格化する。