マイクロソフトが12月10日から、新会員サービス「Club Microsoft」を開始した。これまで手つかずだったコンシューマ向けのリレーションシップマーケティングといえるもので、Windows Vista購入者などへの利用提案によって顧客満足度向上などにつなげる。

 Club Microsoftは、マイクロソフト製品購入者がサイト上からユーザー登録する「マイクロソフトプロダクトレジストレーションセンター」の機能を発展させたもの。

 これまでマイクロソフト製品の購入者が同センターにユーザー登録すると、関連製品情報などが提供されていた。今回のClub Microsoftは、このユーザー登録情報をもとに、新たな利用環境の提案などを訴求するもので、購入後のユーザー満足度を高めることを狙いとしている。

 具体的には、ユーザーごとに自分専用のマイページが開設されるほか、各種キャンペーン情報の提供、会員限定の特製コンテンツの提供、会員向けニュースレターの配信などのサービスがある。

 「企業ユーザーに対しては、CRMを活用し、ユーザーの特性にあわせたセミナーや、技術情報および製品情報の提供などを顧客単位で行ってきたが、コンシューマ領域ではそこまでは手つかずだった。ユーザーごとの利用環境や特性などを捉え、PCをよりいっそう活用してもらうための仕掛けを用意する」(セントラルマーケティング本部統合マーケティンググループ部コンシューマIMCマネージャの河野万邦氏)としている。

 マイクロソフトでは、2007年10月から、Windows Vistaを核としたパートナー企業連携キャンペーン「チャレンジ!デジタルライフ2008」をスタートし、デジタルライフスタイルに関する利用シナリオを提案してきた。また、11月には、ウィンドウズデジタルライフスタイルコンソーシアム(WDLC)を設立。48社が参加して、デジタルライフスタイルに関する訴求を行っている。

 これらは購入前を対象とした施策が中心となるのに対して、Club Microsoftは、購入後を対象としたプロモーション施策であり、Windows Vistaを核にしたデジタルライフスタイルの提案においても、戦略的な要素を持ったものになるといえる。

 同社では、来年末までに100万人の会員登録を目指し、それぞれの登録ユーザーに最適化した情報を提供する考えだ。