東洋ビジネスエンジニアリング(b-en-g、千田峰雄社長)は、自社オリジナルの製造業向け主力ERP(統合基幹業務システム)「MCFrame(エムシーフレーム)」のSOA(サービス指向アーキテクチャ)対応バージョンを来年度上期(2008年4-9月期)中に投入する。製造業のグローバル化を念頭に置いた新バージョンで、ソフトウェアをサービスとして提供するSaaS方式も採用しやすくなる。

 従来のクライアント/サーバー(C/S)型では、本社からの統合管理が難しく、グローバル規模での基幹システムが構築しづらい側面があった。SOAを基盤とするシステムにつくり直すことで、ウェブブラウザをベースとした世界共通のシステムがつくりやすくなる。

 メインターゲットである中堅製造業は、アジア各地に製造拠点を展開するなどグローバル化が急ピッチで進んでいる。こうした需要に応えていくことでシェア拡大を目指す。

 来年度上期中をめどに「MCFrame」の販売管理部分をSOA化し、来年度末までにメインの生産管理部分もSOA化する。これまでのC/S型とは異なり、SaaSなどオンデマンド型でのデリバリーも容易になることから、「将来的にSaaS方式の採用も視野に入れる」(千田社長)と構想を語る。

 同社は海外対応型会計パッケージソフトの「A.S.I.A(エイジア)」を昨年5月にエイジアン・パートナーズから事業譲渡を受けており、「MCFrame」と組み合わせてよりトータルなERPとして海外展開を積極的に進めている。多言語、多通貨、各国の会計基準を柔軟に取り込める仕組みを強化することで、ビジネスを伸ばしていく方針だ。