サポート代行サービス提供などのシー・シー・ダブル(CCW、金成葉子社長)は、中国市場に進出する。6月に江蘇省南部の工業都市・無錫市に現地法人を設立する予定。現地でのビジネス基盤を整備し、有望市場に打って出る。

 中国での事業は主に、日本のITベンダーが中国で製品・サービスを販売した際、その後に発生する問い合わせやトラブル対応を請け負うサポート代行サービスとなる。ITベンダー向け事業だけでなく、中国市場に進出した日本のユーザー企業の情報システム運用・保守サービスも手がける。日本で主力としているビジネスを中国でも横展開する。

 金成社長は、「無錫市は大連市と同等レベルの工業都市で、1000社以上の日系企業がすでに進出している。自治体も当社のビジネス展開に友好的だ」と、進出先に無錫市を選んだ理由を説明している。

 設立予定の現地法人は、CCWほか、無錫市や中国の学術機関およびIT企業などの共同出資で設立する。金成社長によれば、無錫市と中国の学術機関が出資するケースは今回が初めてという。

 CCWは、ITベンダー向けのサポート代行を全国規模で展開するサービスベンダー。ハード、ソフト問わず複数のITベンダーの製品・サービス知識を保有する技術者を抱えている。電話やITを使った遠隔サポートほか、現地に技術者を派遣するオンサイトサービスも提供している。ユーザー企業向けにシステムの開発や運用・保守サービスを提供する事業もあるが、ITベンダー向けが全売上高の約90%を占めている。金成社長は、今年から海外市場へ進出する計画を示し、今回の中国はその第一弾。今後、数年内にベトナム、インド、米国でも事業展開したい考えをもっている。