NEC(矢野薫社長)は6月23日、大学、専門学校、予備校などの教育機関向けに講義/授業の様子を撮影したビデオ映像から自動的に講義コンテンツを作成するソフト「i-Collabo.AutoRec(アイコラボ・オートレック)」を製品化したと発表した。中部大学(山下興亜学長)藤吉研究室と共同で開発したもので、専用機材やカメラマン、編集者などを必要とせずに、講義/授業の追尾型映像コンテンツ化をほぼ全自動で行うことができる。

 本ソフトは、家庭用ハイビジョンビデオカメラによりカメラワークなしで撮影した映像から、教員や板書部分を追尾する授業コンテンツを自動生成する。追尾部分のアルゴリズムでは、プロのカメラマンの動きをシミュレートして滑らかな追尾を実現した。また、実際の授業での学生目線を取り入れ、教員が動いてもしばらくは板書部分にフォーカス。板書無音時の早送り、無音無動作時の自動カットなど、教育利用を考慮した良質なコンテンツを、人手をかけることなく自動生成することができる。

 さらに、従来のハードウェアによる自動追尾カメラを使った講義コンテンツ作成では、大学の通年1科目(26回と想定)をコンテンツ化した場合、約700万円の費用が掛かると見込まれるが、本製品の場合、同様の条件での作成費用は約200万円となり、約3分の1に低減できる。

 「i-Collabo.AutoRec」の税別価格は、5ライセンス付き通常版が200万円、同じく5ライセンス付きのLMS連携版が100万円。出荷時期は08年12月を予定している。