グループウェア開発・販売などのネオジャパン(齋藤晶議社長)は、SNS構築ソフト「desknet's SNS」を発売した。企業での利用に適した設計で、短期導入と低価格、使い勝手のよさを主眼に開発。機能や画面デザインなどは、試験的に事前導入していた販売パートナーであるリコーの要望を反映した。約200万人が使うグループウェア「desknet's」開発企業がSNSに参入。初年度5万ユーザーの獲得を目指す。

 SNSパッケージソフトを企業が導入する際は、「構築のためにコンサルティングやカスタマイズ開発が必要で、導入費用がかさみ導入までの時間も最低で2週間は費やすことになる」(ネオジャパン、マーケティング統括部)のが一般的という。後発のネオジャパンは競合他社に対抗するために、「desknet's SNS」は短期導入と低価格にこだわった。

 「desknet's SNS」を導入する場合は、インストーラを起動するだけでWebサーバーやデータベース、スクリプト言語などを設定でき、「1日ですぐに利用できる」(同)設計にした。価格は100ユーザーの場合で31万5000円で、競合のSNSソフトやASPサービスに比べて安価という。商品はパッケージソフトの提供だけでなく、SaaS型サービスでも販売する予定で、その料金は月額500円程度に設定する。

 機能や画面デザインなどの操作性では、事前導入していたリコーの声を反映した。リコーは2006年から本社と全国に点在する販売会社との情報共有のために、「desknet's SNS」を導入。ネオジャパンは、リコーの要望を抽出して開発に生かした。

 管理者向けでは、最低限必要な設定項目の一覧表示機能や、コミュニティのカテゴリを2階層で設定できる機能などを付加した。一方、コミュニティ参加者向けには、新着日記や新着コミュニティなど最新情報をすべてトップ画面で確認できる設定にしたほか、自身の書き込みのアクセス数を時系列のグラフで確認できる機能なども付加した。また、外出先でも閲覧・編集できるように標準で携帯電話版も備えた。

 企業向けSNS市場は、大企業を中心に徐々に普及しており、インプレスR&Dがまとめた調査レポートによると、SNS導入企業は10.4%で昨年に比べ2倍に増えたという。