KLab(真田哲弥社長)が販売している携帯メール高速配信エンジンが好調だ。メディアへの露出など、プッシュ型で需要獲得を強化し、同社は今年度(2009年8月期)中に300社の導入を目指すとしている。

 今後は、システム構築と販売の両方を行っている企業、大手メーカーとの取引がありBtoC向けのサービスを提供しているような企業を中心に、継続的にソリューションを販売できるパートナーを10社拡充していきたい意向だ。

 同社は3年前から「アクセルメール」を販売しているが、これまでケータイコンテンツを提供する会社や、ニュース速報、防災関連、ASP事業者など、メールが関連する事業者、SIerに対し、同ソリューションを提供し、延べ120-130社の導入実績がある。

 「アクセルメール」を販売するに当たり、従来はセミナーなどを通じて、メール配信に対する情報提供を行っていたが、今夏、ウェブ媒体に記事広告も出稿し、プッシュ型の営業展開をしたところ、ページの閲覧数が飛躍的に伸びた。「出稿した媒体では月100-200くらいいけばいいところ、と聞いていた。だが、2か月間掲載したが、4倍に伸長した。メール配信ソリューションが目新しいということもあると思うが、SIerなどではメールソリューション関連の開発案件があった時のための情報収集になったようだ」(井上陽子・プロダクツ部マーケティンググループ グループマネージャー)という。

 アクセルメールは携帯メール配信を高速化するメール配信エンジン(MTA)で、導入すると1台のメールサーバーで1時間に60万通以上の携帯メール配信できる。ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアに対応し、各キャリアごとの迷惑メール対策など、さまざまなルールをいち早く反映し、送信処理できるのが強み。「各キャリアで公式に発表された変更もあるが、非公式に変更が加わっている場合もある。当社は携帯電話コンテンツを提供している関係から、自社でもソリューション活用していて、そのノウハウが生かされている」(片貝恵・プロダクツ部 セールス1グループ グループマネージャー)という。

 今後は、13社の共同メールセキュリティアライアンスである「Total Mail Risk Management & Solution」に加入し、ソリューションを提供していく。また、SIerに対して、システムへの組み込みも推進していきたい考え。