トレンドマイクロ(エバ・チェンCEO)は、インターネット上から提供する、来年3月に稼働予定の新しい技術基盤を発表した。

 これまではクライアント上に、パターンファイルなどを取り込んで実行していたため、クライアントのパターンファイルを更新しなければ最新の脅威に対応できなかった。またパターンファイルの容量がクライアントPCの動作を遅くするなどの問題があった。

 同社が発表した新技術基盤「Trend Micro Smart Protection Network」は、軽量のクライアントセキュリティ対策ソフトとインターネット上のサービスを連携させることで新しい脅威への対応を迅速にする。

 新技術基盤の提供にあたり、新たに「ファイルレピュテーション」技術を開発。ウェブサイト上で提供されるファイル、電子メールの添付ファイルやクライアント上のファイルを同社のデータベース(DB)と照合する。ヒューリスティックパターンなどのプログラム型パターンを除いたウイルスパターンファイルの約75%を同社の提供するクラウドサービス上に移行する。

 また、ウェブサイトやメールサーバーおよびファイルの安全性を評価するウェブ、電子メール、ファイルの三つの評価データベースを協調動作させる仕組みを開発。これにより複合的に脅威に対応することができる。