NEC(矢野薫社長)は、法人向けPC事業強化の一環として、PC運用のライフサイクル全般を一括支援するサービスを付加したリースサービスを、販売会社向けに本格提案する。すでに2年ほど前からグループ会社を通じて展開しているサービスだ。同サービスのメリットを販売会社にも提案することで、販社経由でのサービス拡販を狙う。

 同サービスは、PCの調達から設置、管理、廃棄までを一括して支援するサービスを付加したリースサービス。PCへのソフト導入から配送、障害発生時のサポート対応、データ消去、その後の廃棄までを網羅する。

 NECキャピタルソリューション(旧NECリース)がすでに商品化しサービス提供しており、NECの直販部隊などが販売していたが、「来年度(2010年3月期)以降販社向けに積極提案する」(ビジネスPC事業部)計画を立て、今年から本格的に準備していた。「単純なPCのリースサービスよりも付加価値が高く、販売の際に煩わしい手間も省けるため、販社は安心・容易にサービスを販売できるようになる」(同)。とくに小規模なユーザー企業を顧客にする販社からの販売を期待しており、来年度から本格的に販社にサービスの概要やメリットなどを告知する計画だ。

 景気後退からPCの販売台数が減少する可能性がある。NECは付加価値の高いサービスモデルを販社向けに提案し間接販売網でもリースサービスを普及させることで、法人PC事業の拡大を狙う。(木村剛士)