大塚商会(大塚裕司社長)とコンサルティング会社のインスパイア(高槻亮輔社長)は、入退室管理やIT資産管理など企業向けシステム構築で、ソニー(ハワード・ストリンガー会長兼CEO)が開発したモバイル機器に搭載可能な指静脈認証技術「mofiria(モフィリア)」を利用したビジネスで協業することを合意した。大塚商会の販社やメーカーのパートナー各社と共同で同技術のユーザーを法人市場で開拓する。

 「mofitia」は、携帯電話やモバイルパソコンなどに利用されている指紋認証の本人拒否率が0.4%なのに対し、0.1%と登録制に優れているほか、認証時間が最短0.015秒と静脈認証技術で最も優れた高速性能をもつという。また、ソニー独自の技術で小型化に成功している。

 大塚商会の片倉一幸・取締役兼専務執行役員は「SI(システム構築)ビジネスでは統合認証サービスとして利用でき、この先のASP・SaaSなどのサービス展開に有用だ」と、USB機器に同技術を搭載した端末が出荷され次第、法人向けPC販売などと関連付けパートナー各社と事業展開を始める。