NEC(矢野薫社長)と日本事務器(NJC、田中啓一社長)は、医療情報システム分野で協業を強化し、医療機関におけるレセプト(診療報酬明細書)オンライン請求の全面実施を見据えた事業拡大を図る。

 両社は、医療情報システム分野での協業第1弾として、06年に「MegaOakシリーズ共通リソースセンター」を共同設立し、システムの導入支援やコールセンターサービスを開始している。今回は、第2弾として医療事務システムの開発・サービス基盤を両社が共有する。

 具体的には、NECが開発・販売する医療事務システム「MegaOakIBARS II」の中核エンジンを、NJCにライセンス提供。NJCは、このモジュールを中堅規模の医療機関向けで実績が高い医療事務システム「MAPSシリーズ」に搭載し、新たに「MAPSIBARS」の名称で製品化し、2月12日に販売を始めた。

 また、「MegaOakIBARS II」および「MAPSIBARS」ユーザーに対し、両社は共同でオンデマンドVPNによるセキュアなインターネット環境上で診療報酬改定・医療制度改定・薬剤マスタ変更などの迅速なシステム変更を可能にする「IBARSonlineサポートサービス」を、10年3月に提供開始する。

 両社は今回の協業強化にともない、両社合わせて500人規模の営業とSE、サポート体制で拡販。システム構築・保守・運用支援を行う。今後3年間で「MegaOakIBARS II」「MAPSIBARS」合わせて650セットの販売を目標に置いている。