UTMベンダーの米ソニックウォールのマット・マデイロスCEOが来日し、事業戦略について説明した。同社は他社との技術的な差別化を追求し、リセラーとの協力体制、また全売上高の57%を占めるソフトウェアを動的にアップデートする「サブスクリプションサービス」などによる収益でビジネスを伸ばしていく戦略を展開するとしている。

 同社はこれまで戦略的な買収により事業を多角化するとともに、08年には中国、インド、台湾など、グローバルに展開するためのエンジニアリングの拠点を設置した。また競争力を維持するため、他社との製品差別化に力を入れるなど、成長のための投資に力を入れてきた。マデイロスCEOは「07年以前にはいくつかの特定技術をもつ企業を買収した。今後も安定した成長を続けるため、ソフトウェアを中心として、全売上高の19%の額にのぼるR&D投資を行う」と話す。

 マデイロスCEOは日本に対する取り組みについても言及した。同社が認定するCSSA認証プログラムの日本語化や、ユーザインタフェース、マニュアルの日本語化、サポートサービス機能の充実、また日本市場関連の研究開発も行っていくと説明する。(鍋島蓉子)