ジャングル(高田晃子社長)は、IT関連書籍の出版などを手がける翔泳社(佐々木幹夫社長)と提携し、PMP(Project Management Professional)取得のための「プロジェクトマネジメント学習ソフトシリーズ」を6月18日から全国量販店・ネットショップで販売する。

 PMPは米国非営利団体「PMI(Project Management Institute)」が認定するプロジェクトマネジメントの国際資格。「大手IT企業で管理職昇進のために必須となりつつあるほか、他の業種にも応用できる資格」(翔泳社の中村淳之介・第1編集部 第4課 プロデューサー)として注目されている。受験には35時間の研修受講が必要で、取得後も3年ごとの更新と60時間の継続研修が求められる。販売する学習ソフトは、35時間学習に相当する「PMP試験対策講座1 基礎編 PMBOK第3版概要」「PMP試験対策講座2 実践編 PMBOK第3版対応」と、継続研修60時間分の学習ができる「プロジェクトマネジメント WBS 講座」「プロジェクトマネジメント管理ツール実践講座」「プロジェクト・リスク・マネジメント講座」「アーンド・バリュー・プロジェクトマネジメント講座」「ビジネスコーチング講座」の計7製品。それぞれ受験や資格更新に必要な研修時間に充当できる。

 翔泳社は、これまでe-ラーニングでPMP講座を提供するほか、パッケージをネットのAmazonや、書店取次ルート、法人直販で販売してきた。受験者の増加に伴ってセミナーなども開催されているが、首都圏開催が多く、地方企業や個人が参加できないケースが多かった。このためパブリッシャーのジャングルと提携し、全国での販売を開始した。

 ジャングルソフトウエア事業本部ビジネスディベロップメント部の野沢洋介・プロダクトマネージャーは「一番安価な製品でも3万8000円からと高額なので、まずメディアなどで資格と製品の認知を図り、購買につなげたい」としている。(鍋島蓉子) 暗号ソフト大手の日本PGP(北原真之代表取締役)は、中小規模事業所や企業の部門単位での導入に適したディスク暗号化ソリューション「PGP Whole Disk Encryption Workgroup Edition(WDE WE)」を6月15日に発売する。各PCを管理するためのツールと暗号ソフトを組み合わせたセット商品で、暗号やセキュリティの知識がないユーザー企業でも利用できるように工夫した。中小企業ほか大企業の支社・支店、店舗などへの納入を狙う。

 「WDE WE」は、PCにインストールする暗号化ソフト「PGP Whole Disk Encryption」と、各PCを管理するシステム管理者向けツール「同 Controller」で構成した。暗号機能では、PCのハードディスクドライブ(HDD)を丸ごと暗号化するほか、USBメモリにコピーしたデータも暗号化できる。暗号技術のなかでも強固なセキュリティを保持できる「公開鍵暗号」と呼ばれるテクノロジーを採用することで、「第三者に解読される可能性は、ほぼゼロ」(大谷内淳セールスマネージャ)。対応OSはWindows XPおよびVista。

 HDDに残した不要データを完全消去する機能も搭載した。管理ツールでは、各PCへのインストールパッケージ作成とPCのユーザーがパスワードを忘れた際の復旧支援、ログ管理機能を備えた。米国市場では日本PGPの本社である米PGPが4月に発売しており、日本語化などを手がけて6月15日に発売する。

 保有PCが10~150台向けの中小規模事業所・部門向けで、中小企業のほか中堅・大企業の支社・支店、機密情報を扱う部門を主要顧客ターゲットとしている。北原代表取締役は、「大企業の60~70%は、暗号化ツールを導入しているだろう。ただ、大企業であってもすべてのPCにインストールされているとは限らない。中小規模の支社・支店、店舗は導入していないケースがある。中小企業はもちろんだが、大企業の支社・支店も販売対象とする」と説明している。

 日本PGPは、大規模向けの管理ツール「PGP Universal Server」を既存製品として持っており、大企業のユーザーはこのツールを活用して運用管理を手がけている。新製品の管理ツール「PGP Whole Disk Controller」は、「PGP Universal Server」との連携動作が可能で、両ツールをつなぐことで一元管理できる。

 販売は、代理店を通じた間接販売で、販売を手がけるITベンダーは現時点で日本システムディベロップメント、ペンティオ、日本IBMの3社。

 日本PGPは、米PGPの日本法人で2005年に設立。米PGPは世界178か国でビジネス展開し、約11万社のユーザー企業・団体を抱えている。(木村剛士)