ワイ・ディ・シー(YDC、東裕二社長)は、製造工程のプロセス異常の検知と診断を行うための多変量統計的プロセス管理ソリューション「MSPCプラットフォーム」を発売した。

 多変量統計的プロセス管理(MSPC)は、複数のパラメータや膨大な操業データが発生する製造現場で、通常のSPC管理(Statistical Process Control)では異常の検知が難しい、測定変数が強い相関をもつような複雑なプロセスを監視し、プロセスの異常検知や品質管理を行うための手法を指す。

 今回の「MSPCプラットフォーム」は、製造工程における装置データを自動取得し、装置状態の正常・異常を判断したうえ、異常時にはアラームを発報し、品質の低下を最小限に抑える仕組みを搭載した統合MSPCソリューション。品質データの収集機能、多変量解析を含むデータ解析、アラーム発報機能までを搭載した統合ソリューションとなっている。

 大規模なデータを高速にハンドリングできるデータベースと装置データ、品質データを自在に紐付けできる機能に、主成分分析を活用した装置健康度を算出する多変量解析ロジックを効果的に統合することで、技術者の工数を最小限に抑え、最大の効果を得られる環境を提供する。さらに、発展的な活用を望む企業には、解析ロジックをカスタマイズできる機能も提供する。

 同社では、製造過程で高度な品質解析を必要とする半導体や液晶、化学、鉄鋼などの製造業向けに「MSPCプラットフォーム」を提供する考え。