インフォコム(吉野隆社長兼CEO)が発表した2009年度(2010年3月期)連結中間決算は、売上高が前年同期比0.9%増の161億9200万円、営業損益が5億8900万円の黒字(前年同期は3億5600万円の赤字)、経常損益が6億2100万円の黒字(同3億2100万円の赤字)、純損益が2億3800万円の黒字(同3億200万円の赤字)と黒字に転じた。

 山本員裕取締役CFOは「中間期で経常利益は黒字になったのは5年ぶり」と事業基盤の強化や、電子書籍配信サービスの伸長を主な黒字転換の要因に挙げた。

 セグメント別でみると、ソリューション・セグメントではユーザー企業のIT投資抑制の影響を受けたものの、売上高は82億5800万円で、前年同期並みの確保した。営業利益は、採算管理や進捗管理、品質管理などプロジェクト管理機能強化とコスト削減に取り組んだ結果、赤字幅を1億1600万円まで縮小した。一方、サービス・セグメントの売上高は、79億3400万円でコンテンツ配信事業が堅調に推移している。

山本員裕取締役CFO

 通期連結業績予想は、売上高が前年度比2.5%減の350億円、営業利益が同21.6%増の210億円、経常利益が同18.9%増の210億円、純利益が同122.7%増の110億円を見込む。 

 新中期経営計画では、ERP「GRANDIT」の製品・パートナー企業強化とデータセンター事業の推進、医療向けソリューションの展開、eコマースサービスの新事業立ち上げの「4分野を重点化し、取り組む」(山本取締役CFO)方針を掲げている。