キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)グループの業務ソフトベンダーであるエス・エス・ジェイ(SSJ、谷本善男社長)は、主力ERP「SuperStream」シリーズの開発部隊を、キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)に移管した。谷本社長自らが明らかにした。

 SSJは、製品開発の遅れが原因で、競合他社の追随を許していた。そのため、キヤノンMJが買収した旧アルゴ21の開発力とSSJの開発人員を融合させることで、開発力を強化する。SSJは販売に特化し、マーケティングと営業業務に集中する。

 また、キヤノンITSのコンサルティング部隊の一部を近くSSJに送り込む計画も谷本社長は明らかにした。SSJは、パートナーを中心にした同製品の販売事業に徹する。キヤノンMJグループに移行してからも、「グループ内の連携が必ずしも取れていなかった」と谷本社長は話しており、ERPとプリンタを融合した販売がパートナーにもできるようにする。

 谷本社長はグループ間の相乗効果で「パートナーに新たな販売方法を提案できる」と話している。このほか、SaaS対応した新製品「SuperStream-NX」の中小企業向け販売では、キヤノンMJの系列販社を経由させることも検討している。SSJとキヤノンMJとの融合策がようやく動き出す。(谷畑良胤)