日本ヒューレット・パッカード(日本HP、小出伸一社長)は、有害成分を排出しないインクを採用し、高い生産性を実現しながらプリントヘッド交換の手間を軽減した大判プリンタの普及機「HP Designjet L25500シリーズ」2機種の受注を2010年3月上旬に開始し、4月から順次出荷する。

 売り上げを急激に伸ばす「餃子の王将」などの小売店舗や家電量販店などでは、地域店独自のPOPやポスターを自前で作成するニーズが高まり、業界トップのセイコーエプソンも大判プリンタの新機種を投入している。日本HPの新製品2機種は、屋外用看板・サインだけでなく、屋内のポスターや装飾、壁紙など幅広い用途で使えることを売りにする。

 「HP Designjet L25500シリーズ」は、有害成分を排出しない「HP Latexインク」を採用。従来のエコソルベント(溶剤)などに比べ、対候性が要求される屋外看板などの出力に適している。印刷速度は、エコソルベルトインク採用の大判プリンタに比べ、約1.6~2.5倍高速。内蔵ヒーターを備え、インク定着に必要な乾燥工程が不要。従来機と異なり、自動メンテナンス機能と自動ヘッド調整機能を備え、重いプリントヘッドの交換を容易にした。価格は、42インチの「HP Designjet L25500 42inch」が235万2000円、60インチの「HP Designjet L25500 60inch」が298万2000円。

HP Designjet L25500 42inch