日本ヒューレット・パッカード(日本HP、小出伸一社長)は4月から、家電量販店経由でビジネス向けインクジェットプリンタの販売を本格的に開始することを明らかにした。これまでも量販店の一部店舗で同製品を販売していたが、「需要が堅調なSOHOなどの顧客は、店頭で購入するケースが多い」(挽野元・執行役員)と判断。店頭での陳列販売と合わせ、量販店の法人営業部隊から顧客へ提供する「新商流」を構築する。

 同社の「イメージング・プリンティング事業統括」は、今年度(2009年10月期)の事業フォーカスを「インクジェットプリンタ」に定めている。
 景気低迷の影響を受けるなかでも、昨年後半から現在までに、同社製プリンタで最小・最軽量のコンパクト・モバイルプリンタなど、小型を中心に販売台数が堅調に伸び、「コストパフォーマンスがよければ、需要を高めることができる」(挽野・執行役員)とみる。

 同社のビジネス向けインクジェットプリンタは、ダイワボウ情報システムなど大手ディストリビュータ経由での販売が主だった。具体策は明らかにしていないが、法人営業を得意とする量販店とアライアンスを組み、量販店側の要望に応じた展開を開始する。(谷畑良胤)