富士通グループは、日本ケンタッキー・フライド・チキン(渡辺正夫社長、KFC)に対し、フライドチキン事業の販売実績を分析するシステム「新販売情報分析システム」を構築し、本稼働させた。

 KFCは、従来、全社共通のデータウェアハウスを構築してきたが、販売情報の分析に2-3日かかるという課題があった。富士通はこの課題に対し、処理したいデータをすべてメモリ上に置き、大量のデータを高速処理するオンメモリデータベースを基盤にしたシステムを設計。日々の分析情報を年間1億以上もの明細情報から2-3日かけて出力していた処理を、5分程度にまで短縮した。

 システムは、富士通システムソリューションズと富士通ビー・エス・シーが構築。富士通ビー・エス・シーが開発した、オンメモリデータベース「オーパ・ワンサード データ サーバ」を採用した。

 「オーパ・ワンサード データ サーバ」は、サーバーが搭載する大容量メモリを効率的に活用する高速処理エンジン。従来のリレーショナルデータベースを補完しながら、リレーショナルデータベースが苦手としていた大規模データを高速で一括処理する。

 KFCは、新システムを販売戦略立案用に使用。短時間で販売実績の出力・分析が可能になったことで、併売分析を反映したキャンペーンなどの効果のフィードバックや、作業短縮によるコスト削減に活用する。