日立情報システムズ(日立情報、原巖社長)、日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト、小野功社長)、日立システムアンドサービス(日立システム、林雅博社長)の3社は3月16日、各社社員を対象にしたCSRセミナー「ソーシャル・イノベーター育成講座~いまこそ、私たちの手で社会変革を」の第3回目を、日立情報本社で3月11日に開催したと発表した。

 このイベントは、「社会的課題の解決のための事業」や「社会変革に向けた、企業人としての行動のあり方」について考える場として企画したもので、貧困、人権、健康や福祉などの社会的課題をテーマに3回シリーズで開催している。今年度最終回となる今回は、映画監督 山田火砂子氏による講演会と同監督作品「筆子・その愛~天使のピアノ」の上映会を行い、3社合わせて約60人が参加した。

 第一部は、「映像で語る福祉の心」をテーマに山田監督が講演し、重度知的障がい者の長女をもつ母親として社会・福祉を取り上げた映画の制作に至った想いや、同氏の作品「石井のおとうさんありがとう」の主人公で日本初の児童養護施設を作った石井十次の人生観などを語った。第二部では、日本における「障がい児教育の母」と呼ばれた石井筆子の生涯と、日本初の知的障がい児施設「滝乃川学園」の創設を描いた同氏の作品「筆子・その愛~天使のピアノ」の上映会を行った。

 一人でも多くの障がい児に教育を施そうと滝乃川学園を創設した常盤貴子演じる筆子を観た社員からは、「差別のない豊かな人間社会を訴求し続ける山田監督の生き方に感動した」、「障がいをもつ人を受け入れる社会であるためには、山田監督のような地道な活動が必要だと痛感した」、「あなたの根本思想は何かとの問いに、“無償の愛。他の人に愛を与えること”との筆子の答えに大変共鳴した。世界中の人々の幸福・発展・繁栄に貢献していくため、IT企業として何を成していくのかを考えていきたい」などの感想が寄せられたという。