データセンター(DC)のサーバーの運用・保守を中心に事業展開し、北海道に本社を置くビットスター(前田章博代表取締役)は、東京事業所を4月1日に設立する。前田代表取締役は、「首都圏の企業のニーズは高い」とみている。同社は、首都圏のユーザー企業からの売り上げが全体の7~8割を占めており、東京事業所の開設を契機として事業拡大を目指す。

 同社は、中小企業向けにサーバーの運用・保守サービスのほか、アプリケーション開発やホームページ・パンフレット制作などを手掛けている。2009年からデザイン企業と提携しており、「デザインまでできる競合企業はあまりないのではないか」と話す。

 ホームページを窓口にして問い合わせに応じる形の商談が多く、クチコミベースの販売チャネルが主力となっている。「基本は直販だが、その分、価格を安くするようにしている。といっても、価格競争には走らない」方針を掲げる。「毎月1社程度しか案件に対応できないのが実情。適正な価格でゆるやかな成長を続けたい」。

 同社は、5月から6月をめどに「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」を採用し、自社DCと組み合わせたクラウドサービスを開始する考えを明らかにしている。「コアシステムは自社DCで、サブシステムはアマゾンに置く」。中国進出も視野に入れており、「Amazon EC2」の利用を検討している。(信澤健太)