調査会社のクロス・マーケティング(五十嵐幹社長)は、ディーアールアイが提供する調査報告書『インド製薬市場2010』の販売を開始した。

 報告書は、インド製薬市場の市場動向推移や2015年までの将来成長、市場を形成する主要企業の動向などを分析している。

 報告書によると、インドはいま最も注目されている製薬市場の一つ。ジェネリック医薬品や原薬(医薬品の有効成分)などの製造拠点として、世界のハブになりつつあるという。国際的な化学合成技術と品質管理技術を保有し、労働コストや製造設備コストが先進国の20%以下であることが強みとなっていると指摘する。

 英語に堪能で優秀な研究者を抱えるインドの製薬企業は、化学専攻の人材が米国の6倍いるという。製造・研究開発の有望な委託先としても注目される。

 インドは今後、製薬市場のグローバル化のなかで重要な役割を発揮し、製造や研究開発の委託先としてだけでなく、市場としても無視できない存在になるとみている。日本の製薬企業は、世界市場で勝ち残っていくために、インドの製薬企業をいかに自社の成長戦略に組み込むかが喫緊の課題という。