日本ヒューレット・パッカード(日本HP、小出伸一社長)と日本オラクル(遠藤隆雄社長)の2社は、最短30日でアイデンティティ管理が導入できる「ID管理スターターパック30(ID管理)」を4月16日から販売する。

 アイデンティティ管理関連システムの導入は、通常3か月程度かかるといわれている。両社が提供する「ID管理」は、導入に必要なハードウェアとソフトウェア、サービスなどをパッケージ化することで、小規模なID管理環境を最短30日で構築できるようにした。ユーザー企業は、金融商品取引法などのコンプライアンスへの対応とリスク低減などが期待できる。

 企業は、金融商品取引法による内部統制報告制度の運用が必須となり、従業員のIDやパスワード、権限などを適切に管理し、コンプライアンスを継続的に維持することが求められている。一方、グローバル化、合併/分社、雇用形態の多様化などで、企業内では従業員のアカウント登録・削除の承認、監査、棚卸しなど管理が複雑化。問題解決にはID管理が必要だが、要件定義や導入に時間とコストがかかることが課題として浮上している。

 このようなID管理の課題を短期間で解決することを目的に、日本HPがもつセキュリティやID管理システムの構築ノウハウをベースにしたテンプレートと、日本オラクルの「Oracle Identity Manager」で提供するセキュリティやコンプライアンス機能を組み合わせることで、短期間・低リスクで導入できるパッケージ化に踏み切ったもの。

 価格は、ソフトウェアと導入サービスで819万円、ハードウェアを含めると892万5000円に設定している。