ルネサスエレクトロニクス(ルネサスエレ、赤尾泰社長)とモルフォ(平賀督基社長)は、手を振ったり、回転させたりなどのジェスチャ動作で家電機器を制御する「ヒューマン・マシン・インタフェース」技術を共同で開発した。

 ジェスチャによる機器操作のためには、カメラで撮影した不特定多数の顔の映像のなかから一人の操作者を特定し、手の動きを追尾。手の移動方向や移動量を検出するなど、複雑な画像処理をリアルタイムで行う必要がある。両社が開発した「ジェスチャ認識技術」は、並列処理ができる128個の演算器を内蔵するルネサスエレの画像認識用並列プロセッサ「IMAPCAR2」と、画像処理技術を得意とするモルフォの「顔検出技術」「被写体自動追尾技術」「動き検出技術」を組み合わせている。

 ルネサスエレは、携帯電話のカメラ分野で培ったモルフォの画像処理技術の実績と品質を高く評価していた。モルフォも、リアルタイム画像処理に最適なルネサスエレの「IMAPCAR2」に関心を示していた。09年秋からは、画像認識による新ユーザーインタフェースの共同開発を進めていた。